2014年10月24日金曜日

釜石の虎舞

釜石は秋祭り。
震災で街を離れた人達が戻ってくる。
山車を追いかける小さな子どもたち。







2014年10月22日水曜日

monologue

そのアートイベントの主旨に

文化庁予算削減への批判と不満を背景に“想像力のエネルギーで世界をより良いものに”というメッセージを謳う…

とある。
主催には某有名新興企業。
国の予算が減れば、創造性は疲弊し衰弱するのか?
本当に下らない。
美術大学や行政、企業のネットワークが絡みあいながら、アートを叫ぶ愚者の群れを煽動している。
“文化が街に…”
積まれたフライヤー。
もうその街は息をしていないようにすら見える。
注視すれば、それはスポットライトを浴びながら、その醜悪なすがたを露呈している。
自分たちの加担しているものの正体から、どうか目をそらさないで欲しい。
そこに創造者はいない。
ただ群れていたい者。
数でしかはかれない人々。

自分の関わる店や団体への参加要請には、迷わずNOを返した。
恐ろしくくだらない…

magic hour

マジックアワー…
と、そばにいた人がつぶやいた。
思いがけない言葉が聞こえて、ドキッとした。
全く自分の中に無かった言葉に不意をつかれ、空の美しさと相まってわけもなく嬉しくなった。
一瞬疲れと、現実を忘れた。


2014年10月21日火曜日

2014年10月19日日曜日

monologue

三陸海岸沿いに北上。
3年前ボランティアに参加させてもらった現場をいくつか訪れる。
確実に再興は進んでいる。
しかしまだまだ道程が遠いことは、明らかに見てとれる。
どこまでも延々と続く被災地。
お会いする方々の多くが、未だ仮設住宅での生活。
みなさんが同じように口にする。
忘れないで欲しい。
みなさん、あの日のまま不安の中での生活を続けながら、未来を見据えて笑顔で頑張られている。
多くの人の応援を、ここではまだまだ必要としている。

忘れられる

それは本当に恐ろしいことだ
誰にとっても


2014年10月18日土曜日

monologue

上の写真は南相馬市役所前のモニタリングポスト。
少し北へと離れた塩竈市役所前のモニタリングポスト。
Facebookではあえて言葉としては触れなかったけど、この数値の違いにみんな気づいただろうか…?





2014年10月17日金曜日

南相馬市

取材で訪れた南相馬市。
曇り空。
たくさんの人にお会いして、色んな話を聞かせていただいた。
原発事故の重い影がこのエリア一体を覆っている。

取材先でフ○テレビ朝のワイドショー取材チームと遭遇。
たまたま取材先が一緒だった。
取材先となっているその方が指導しているコーラスグループに所属する一人の女の子が、一昨日交通事故で亡くなられたという。
取材を拒否する先生。
対する取材チームの態度は、とても好感の持てるものでは無かった。
正直ひどかった。
取材チームが帰ったあと、先生は少しその子の話に触れられた。

女の子は、小学生の時に交通事故で母親を亡くしている。
交通遺児のための奨学金で進学、コーラスグループに所属する。
大震災、原発事故によって散り散りになったコーラスグループのその後の活動は、様々なメディアでもとりあげられニューヨーク公演、ローマ法王との謁見まで実現した。

http://www.barks.jp/news/?id=1000082592
http://www.47news.jp/localnews/furusato/2012/04/05133326.php

その日は台風の影響で学校は休み、しかし翌日に控えた修学旅行の説明会で登校。
その下校途中。
わずか十数年の人生のうちに母親の突然の死、大震災を経験し、線量計のちりばめられた福島の街角で遭遇した交通事故により、彼女の人生は終わった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141015-00000443-sph-soci



2014年10月12日日曜日

monologue

初めて東北を訪れたのは2011年の夏。
東日本大震災の起こった年、被災地でのボランティアに参加する機会に恵まれた。
灼熱の被災地。
その時も、スタジオの移転をはじめ、仕事やプライベートで大切な岐路にあった。
今につながる幾つかの大切な決断をした。
今居る場所を遠く離れ、東北での経験は少なからずその決断に影響を及ぼしていたはずだ。

運命論者ではない。
しかし、重要な出来事、別れや出会い、大切な決断をせまってくる岐路は、時に偶然とは思えないタイミングや巡り合わせで、同時にやって来る。
この数ヶ月間、これからの数ヶ月間が、またその時だ。
とても不思議に感じることもあるが、自分の身の回りで起こることは、自分を介して全てがつながっているのだから、それは必然なのかもしれない。
また東北へ行く機会に恵まれた。
原発事故の影響下にある福島、2011年に訪れた岩手県の大槌町、東北の様々な場所へ。
しばしここを離れてみる。

一緒に行ってくれることになった新しいパートナーが、いつの間にか段取りを済ませてくれていた。
若いのに本当に良く気配りが出来て、行動力もある。
本当に心強い。
この年の頃の自分は…
恥ずかしくなる。
今も大して変わらないか…
いつまでもフワフワして、何かを探しているようで、本当のところ何も目指してなんかいないのかもしれない。

遠い場所から、見つめ直してきよう。
そして、そこでまたなにか湧き上がるイメージに出会えるなら、組立直してみよう。



2014年10月11日土曜日

メロディの地平


星は僕らの手からこぼれ落ちて 転がり出した
長く伸びた信号機の影が 夜に触れるとこ

僕らの星は青く熱く燃えて
やがて闇を照らすだろう

汗は僕らの頬を流れる途中で 蒸発した
どこまでも駆け抜けるつもりならば はぐれはしないさ

僕らの歌は高く高く響いて
やがて街を充たすだろう

何かが行く手を遮ってそこにあったはず
でも歌って 笑っていたら
知らぬ間に 越えていた
残るのは メロディの地平


地平は遥か彼方 僕のちっぽけさに 言葉を失くしたり
地平は遥か彼方 世界の広さに 心踊らせて
両手を広げて

希望は僕らの胸に染み込んで 固まった
ダイヤモンドのように輝いている ひと雫

僕らの夢は儚く断たれても
後から後から湧いてくる

何かが行く手を遮ってそこにあったはず
でも歌って 笑っていたら
知らぬ間に 越えていた
残るのは メロディの地平 

メロディの地平へ



2014年10月10日金曜日

Thom Yorke | Tomorrow's Modern Boxes

 Thom Yorkeの新作はBitTorrentでの配信。
日本では反応が鈍かったけれど、先日のU2の新作といい
ビッグネームのこういうトライは大歓迎だ。

http://tomorrowsmodernboxes.com/

2014年10月7日火曜日

MUSIC LOVE for JAPAN in 禁酒會館 10月4日・5日

今回も素晴らしイベントになりました。
参加していただいた大勢のみなさん、ありがとうございます。

ここにいる誰もが、自分に出来る事を自分なりに問い続けている。
そこに明確な答えが無いことを知りつつ、正しいことは何かを問い続けている。
決して目をそらさないし、逃げたりしない。

だから、この流れは途切れない。























monologue

私は放浪に帰属する足跡である
たどり着きたいわけでもない
しがみつきたいわけでもない
でたらめな軌跡の描く実体が定まることはなく
誰かに捉えてもらうことは叶わない

私は孤独に帰属するハミングである
確かに誰かに向かって放たれた
着地する胸を見つけられずに
気圏をただ 陽炎のようにいつまでも漂っている

私は創造性に帰属する閃光である
人知れず燃え
文字で紙を焦がし
ひらめきで弦をふるわせる

達成感と幸福感がある
同時に悲しみと苦しみがある
真摯に世界と向き合いながら生きる
優しい仲間たちに囲まれながら
耐え難い孤独に夜ごと震えている

いつもおなじところへかえってくる

創らなければ
きっと引き裂かれてしまう

またここから始める
胸の奥で鳴っている
遥か遠くに見えているうたを
声にしてみよう


2014年10月3日金曜日

untitled

一つの繋がれた線が断たれた
二つに分たれた線
その一方は僕の身体中を今もしばり上げている
つながれていたもう一方は
嘘とでたらめで象られた虚像だったが
その内側でいつも震え
共鳴した真ん中は
言葉や行動を越えて
心と身体の枠を越えて
彼の真ん中にあるものと
唯一つながっていたものだった
過去にも
未来にも
もうそれは無い
断たれたのだ

そしてその虚像はきっと
初めてその殻を捨て
真っ新な幸福としっかり結びついていく
それは素晴らしいことだ
絶望と耐え難い悲しみ苦しみと
引き換えてまだあまりある
それが彼の願いだった
彼は元の場所に戻る
孤独は続くが それも死まで
言葉が響き
手が頬を打ち
世界が震え
すべてがあるべき形に収まっていく
正しい事が行われ
彼はそのきっかけを担った
一番大切な人が祝福とともにある
これ以上に素晴らしいことはない