2014年1月16日木曜日

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昨日、お世話になっている大好きな方の手術があった.

手術前にお見舞いに。
ベッドから離れられないもののお元気そうな様子。
しかし手術自体はご高齢のため、リスクも高い手術になるとのこと。
「麻酔したきりもう目が覚めんでもええんよ。」
と笑顔で。
もう齢は90歳に届く。

70歳半ばくらいまでは、バイク(カブ)を乗りまわしてパチンコ屋をハシゴされてたのが思い出される。
「偉そうに追い抜いていった車を、信号待ちで抜き返してやった!」
と、にやりと笑いながら話してくれた光景が頭をよぎる。
とにかく気が若くて好奇心の固まりのような方で、ニュースや流行に未だに敏感で、ちょっと(かなり…?)口が悪くて、そして先に亡くされたご主人を、とてもとても大切に想われている。

帰路、人気の少ない病棟の廊下を歩きながら、胸がつぶれそうになる。
誠実にまっすぐ生きて来られたその方が纏っている、病床ですら失われない輝きと、自分との距離に愕然とする。

次から次に色んなことが起こり続けて、あっという間に抱えきれなくなる。
自分が招いたもの、そうではないもの。
不格好に振り回されながら、ドタバタと駆け回ったり、うずくまって動けなくなったり。
目をこらして、耳をすまして、しっかりと自分を捉えていないと、自分自身を見失ってしまいそうになる。
大切な人を苦しめる。
一生懸命やってきたつもりだけど、検討違いのこともたくさんあったのだと思う。
もっと、がんばろう。
精一杯生きよう。
しっかりしないと。

手術は成功で、術後の経過も良好との連絡。
まずは、本当に良かった。
また近いうちにのぞかせてもらおう。



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